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東京の歴史をふりかえると、江戸の昔から火事・水害・震災・戦災などにより、多くの貴重な歴史的建造物が失われてきました。現在もまた、社会・経済の変動に伴って、こうした文化遺産が失われつつあります。東京都は、1993年(平成5)江戸東京博物館の分館として、敷地面積7haを擁する「江戸東京たてもの園」を建設しました。この趣旨は、現地保存が不可能な文化価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示することにより、貴重な文化遺産として次代に継承することも役割として担っています。収蔵の諸条件を満たす建造物の移築・復元は、長期的な計画に基づいて行っており、最終的た復元目標を31棟としています。(パンフレット)
都立小金井公園内にある野外博物館で、江戸から昭和27年(1952)頃の間に建てられた重要な建物が27棟展示されています。敷地は東京ドームの1.5倍の広さで昔の東京に見立て、「下町」、「山の手」、「多摩」、の3つのエリアに区分されています。詳しい歴史のことはさておいても、武蔵野の面影をたっぷり残す園内に移築・復元された建物の中を見て回り、当時の雰囲気を味わい、昔の暮らしぶりを垣間見るのもいいものです。中を一通り見て回るには、役3時間位は必要でしょうか。