桜・さくら・サクラをたずねて
【2005.04.15】


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関東地方のソメイヨシノの花の時期はすでに終わり、一足遅い桜を山梨に求めて、小淵沢町と北杜市内にある桜の名所を何箇所か回ってきました。中央自動車道の小淵沢ICで高速道を下り、まずは小淵沢町の神田地区にある「神田大イトザクラ」を見ました。開花状況は二部咲き程度で花見には少々早すぎましたが、すぐ傍の畑には満開の水仙、すぐ近くのJR中央線に時々電車が通り、桜の背景には雄大な甲斐駒ケ岳、反対側を見れば八ヶ岳連峰を望むことができ、春ののどかな田園風景に浸り、本当に心が癒される想いでした。次の目的地・武川町にある「山高神代桜」に向かう途中、長坂町にある「清春白樺美術館」に寄ってみました。有料の美術館には入らず、周りを散歩しましたが、けっこう多くのソメイヨシノの大木があり見事満開の状態でした。こちらもちょっとした桜見物のスポットのようです。実相寺の傍に咲く樹齢1800年、いや2000年(!?)といわれる「山高神代桜(彼岸桜)」、さすが日本三大桜の一つであり、また、日本一古い桜ともいわれ、永年生き延びた老木ながらこれまた見事に満開の花を咲かせていました。また太い幹の朽ちた部分には少々痛々しさも感じました。寺のまわりにはソメイヨシノが沢山植えられていて、これ等も丁度満開、参道沿横の畑の水仙やチューリップも綺麗に咲いていました。次に真原地区の「真原桜並木」に移動しました。近くの草原でお弁当を食べ、数百メートル続く桜のトンネルと付近を散歩しました。桜が満開の時期なのに紅梅も鮮やかに咲いていました。これに桃でも咲いていれば、まさに三春でした。桜並木は、普通乗用車までなら車両は通行できますが、もしも近くに大きな臨時駐車場を設けられるのなら 、せめて花の時期には、最低通行が必要な地元の車両以外の通行をシャットアウトし、この桜並木を遊歩道の状態にすれば、もっともっと風情があるのにと思いました。歩いていると、けっこう多くの車が通行し、一方通行にもかかわらずこれを守らないドライバーもいては少々幻滅を感じました。もちろん観光用に作った並木道ではなくあくまでも生活のための道路であることはよくわかりますが。大げさですが、町興しの一環としての観光振興にもなるのではないかと勝手に感じた次第です。桜並木の後は、萬休院の「舞鶴松」を見に行きました。名前のとおりにさすが立派な松、やはり周りは桜が多く、まさに桜づくしの一日で、今回やっと日本三大桜の一つを見ることができました。そろそろ陽も傾き本日の観光はこれで終わりにしよう、R20を諏訪方面に走り、長野との県境・白州町にある「白州塩沢温泉フォサ・マグナの湯」につかり、朝下りた小淵沢ICから逆ルートを辿り、帰路の途につきました。


(水仙と中央線と甲斐駒ケ岳)↑


八ヶ岳PAからの八ヶ岳連峰↑


八ヶ岳PAからの甲斐駒ケ岳↑








神田の大イトザクラ↑


清春白樺美術館↑


山高の神代桜↑




実相寺↑








真原の桜並木↑




萬休院の舞鶴松↑


萬休院のしだれ桜↑

水車の里公園↑



(カメラのWB設定誤りで、色あいが不自然になってしまったのが残念。)


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